産後の子宮

分娩直後から、大きくなった子宮はもとの大きさに戻ろうと収縮を始めます。
ほぼ元の状態に回復するには４～６週間位、その間子宮から分泌物が出続け、
これがすっかりなくなるのに３～６週間位かかります。
その分泌物を悪露（おろ）といいます。

悪露は出産時に子宮壁の胎盤が剥がれたところや産道に傷がつき、
ここからの出血や子宮の脱落膜、リンパ液などが混ざったものです。
出血量が多い間は悪露の色は赤く、次第に量が少なくなり、
色も赤→褐色→茶色→黄色と薄くなっていきます。

子宮の回復につれて変化していくので回復の目安とすると良いでしょう。